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個別記事の管理2013-04-22 (Mon)
ご無沙汰していました m(_ _)m

店長のつのだ かずなりです。

前回のつづき。。。

杭州蕭山国際空港にはじめて降り立った私は、

無事約束していた中国人青年と出会うことができた。

目的地は空港から車で1時間半程度の距離にある

《義烏・イーウー》という町。

ここは義烏国際商品城という巨大な卸店街がある。

雑貨、アクセサリー、生活用品、電気製品などありとあらゆる

ものがここにはある。

義烏小商品市場は通称福田市場と言わる義烏市にある

メインの卸売り市場で常設ブースが約6万軒ある

世界最大の日用雑貨卸し売り市場で、

170万種類以上の商品が扱われている。

東京ドーム30個分の広さがあり2012年にはさらに

10000件増えたそうである。

青年は車をチャーターしてくれているらしい。

さっと私のキャリーバックを持ってくれた。

なんと好感のもてる好青年。

恐縮してしまう。

駐車場に向かいすこし歩くと、彼は立ち止まって

わたしに話しかけた。

『つのださんは、たばこを吸いますか?』

わたしは《たしなむていど》吸うので

『はい』

と答えた。

すると自分の鞄の中からたばことライターを私にくれた。

『中国で一番人気のあるたばこです。よかったらどうぞ。

ライターも機内持ち込みできないから今持って無いでしょう。

買っておきました』

と彼。

感激である。

くれた赤いたばこの箱には『中華』の2文字。

いかにも中国らしい。パッケージ。

しかし、青年の好意と心配りに心から感激した私は

『あそこに灰皿があるので少し時間いいですか?』

と聞き

『いいですよ。ごゆっくり』

といわれたので、一服することにした。

待っている青年と私がたばこをすっている場所は

距離にして30メートル程度。

『☆◎◇○×@!』

後ろから、だれかがなにか言ってきた。

振り返ると、中国人男性と思われる人。

『☆◎◇○×@!』

なんかいっている。私になんかいっている。

しかし わからない。なんにもわからない。

数時間ぶりにリラックスして一服していた さなか

ふいをつかれたのと、理解出来ない言葉の壁に

固まってしまった。

何か答えないといけない。

言葉がわからないと伝えないといけない。

しかし言葉がわからない事さえ、伝えられない。

『what?』だけが脳裏に浮かんだが

すぐに使えないと感じた。

すると、その中国人男性はライターをつける仕草をした。

『!!!』

ライターを借りたがっているのか。

私がライターをポッケから出すと

男は嬉しそうな顔をした。

私の推理は正しかった。っていうかだれでもわかる。

ジェスチャーというのは時と場合によって、かなり重要で役くに立つ

ということをこのとき学習した。

私はライターを持ち彼のたばこに火をつけてあげた。

『!!!!!!!!!』

ライターをつけようとベゼルを回した瞬間

強烈な火柱がたった。

『アイヨー』

と男は言った。

私は自分のたばこに火をつけた後、無意識にライターの

火力調節の+-をいじっていたようだ。

しかし火柱は完全に彼の髪の毛まで到達している。

『ボッ』

って音もしたし、小爆発である。

しかし通常ライターをめいっぱい +側 にまわしても

ここまで小爆発はしない。

するはずない。

男は髪の毛を気にしている。

『!!!』

すこしチリチリになっている。

まずは謝りたい。

しかし言葉がわからない。

わたしは手のひらを合わせて《ごめんなさい》

のジェスチャーをとっさにした。

男は苦笑いして

『☆◎◇○×@!』

なんか言ってるが、これまたわからない。

でも、雰囲気的には

《いいよ。きにするな》のような感じ。

髪の毛を気にしながら、男は去っていった。

私も一服を終えて、青年の元へ。

爆発事件の事を言おうと思ったが

ライターが原因ということで、全部話すと 青年が責任を感じるし

悪いと思い言わなかった。

私と青年は駐車場へ急ぐ。

行く手には片側2車線。4車線の道路が。

横断歩道はなし。

まっすぐの道で信号も無し。

バスやらタクシーやらがばんばん通っている。

青年は

『わたりましょう』

という。

無理である。どう考えても無理。

青年はこう付け加えた

『一旦渡り始めたら、走ったり、引き返してはだめです』

『運転手は歩行者の歩くスピードを感じ取って、よけていきます』

『だから相手が予測出来ない動きをしてはだめです』

絶対無理である。

私は無理と伝えた。

彼は少し困った顔をして

『大丈夫です。私の陰に隠れてついてきてください』

『・・・・』

恐ろしい。車のスピードは50キロ以上 絶対でている。

無理だ。

そう。この時の感覚。

多分あれに似ている。

バンジー。

バンジー飛ぶ前に、怖くて躊躇している時。

実際バンジーのジャンプ台で躊躇したことはないが、

多分同じような感覚だと思う。

・・・・

結局横断歩道まで500m位歩いた。

青年には悪いと思ったが、仕方なかった。

その信号機のない横断歩道でさえ、ぎりぎりわたれた。

青年の陰に隠れて。

つづく
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